ベンチプレス100kgを最短で目指すロードマップ

query_builder 2025/06/18
ベンチプレス100kgを最短で目指すロードマップ

ベンチプレス100kgという数字は、トレーニーにとって一つの大きな目標です。

ジムでベンチプレスをしていると、周囲からの視線を集めることもあり、「100kg上げる=筋トレ上級者」というイメージも強くあります。


では、どうすればこの目標を最短で達成できるのでしょうか?


今回は、効率的かつ現実的なステップで「ベンチプレス100kg」を目指すロードマップをお届けします。




なぜ100kgが一つの壁になるのか?


多くの人にとって、60kg〜80kgまでは比較的スムーズに重量が伸びます。

しかし、90kgを超えたあたりから「頭打ち」を感じやすくなり、100kgを目前に停滞するケースが非常に多いです。


この理由は、単に筋力だけでなく、

  • 神経系の発達の限界

  • フォームの精度

  • 補助筋群の弱さ

  • リカバリー不足


といった複合的な要因が絡んでくるからです。





ステップ1:まずは現状把握


◇現在のMAX重量を測定

自分の1RM(1回だけ持ち上げられる最大重量)を正確に知ることが、最短で100kgを達成するための第一歩です。

1RMの目安としては、以下の式を使えます。

1RM = 挙上重量 × (1 + 0.0333 × 回数)

たとえば、80kgを5回上げられる場合: 80 × (1 + 0.0333 × 5) = 約93.3kg

この数値をベースに、100kgを目指す期間やステップを設定します。




ステップ2:週2〜3回の高頻度トレーニング


筋力を伸ばすには、適切な頻度が欠かせません。 初心者〜中級者であれば、週に2〜3回のベンチプレスが最も効果的です。


◇1回の練習でやること

  • メインセット(5×5法、3×3法など)

  • サブ種目(インクラインベンチ、ディップスなど)

  • 補助筋の強化(三頭筋、三角筋前部、広背筋)

メインセットでは、重量を段階的に上げる「リニアピリオダイゼーション」もしくは「ウェーブ法」などを取り入れるのも効果的です。




ステップ3:フォームの最適化


フォームの精度は、100kg達成の成否を大きく左右します。 以下のチェックポイントを意識しましょう。

  • 肩甲骨を寄せて下げ、胸を張る

  • 背中とお尻をしっかりベンチにつける(アーチ形成)

  • グリップ幅は肩幅より拳1〜2個分広く

  • 足の位置は地面を押しやすい安定感のあるポジション

動画を撮って見直すことも非常に有効です。




ステップ4:補助筋の強化


ベンチプレスでは、大胸筋だけでなく以下の筋群も重要な役割を果たします。

  • 上腕三頭筋(押し出す力)

  • 三角筋前部(スタートの安定)

  • 広背筋(ブリッジの支え、コントロール)

それぞれの筋肉を強化するトレーニングを取り入れることで、メイン種目の伸びにも繋がります。


◇補助種目の例

  • ダンベルプレス

  • ディップス

  • プルオーバー

  • ラットプルダウン

  • フレンチプレス




ステップ5:食事と休養


筋トレだけでなく、「栄養」と「睡眠」も100kg達成には不可欠です。

◇食事面でのポイント

  • 十分なタンパク質摂取(体重×2g以上)

  • トレーニング前後の炭水化物摂取で回復促進

  • 不足しがちなビタミン・ミネラルの補給(マルチビタミンなど)

◇睡眠

  • 最低でも6〜7時間の睡眠

  • 成長ホルモン分泌を意識した22〜2時の就寝




ステップ6:プログラムの組み方(例)


◇週3回型(中級者向け)

  • 月曜:重さを狙う日(3×3、RM近く)

  • 水曜:フォームと反復(5×5、やや軽め)

  • 金曜:スピードと可動域重視(ダンベル、インクライン)

このローテーションにより、過度な疲労を避けながらも多角的な刺激が得られます。




よくある間違いと改善策


× 高重量ばかり追いすぎる

→ ◎ 基礎筋力とフォーム精度のバランスを意識


× 補助筋のトレーニングを軽視する

→ ◎ トライセプスや肩の強化を並行して行う


× 毎回MAXに挑戦する

→ ◎ 計画的なボリュームと強度設定が必要




ベンチプレス100kgを達成した先に


100kgを上げられるようになると、ジムでの存在感も増し、自信にもつながります。 また、筋力だけでなく、自己管理力・継続力なども磨かれていきます。


そして、その先には「120kg」や「150kg」といった次の目標が待っています。

ベンチプレス100kgはゴールではなく、次のステージへの入り口。

しっかりと基礎を固め、戦略的に進めていきましょう。




まとめ


  • 現在のMAXを把握することが第一歩

  • トレーニング頻度は週2〜3回が最適

  • フォーム、補助筋、栄養、睡眠まで総合的に取り組む

  • プログラムは段階的かつ多角的に設計


正しい努力を重ねれば、誰でも100kgを達成することは可能です。

今日から一歩を踏み出して、理想の自分に近づきましょう。



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