デッドリフトは腰に悪いからやるべきではない?

query_builder 2025/06/05
デッドリフトは腰に悪いからやるべきではない?

はじめに


トレーニング愛好者の間で「デッドリフト=腰に悪い」と言われることがあります。特


に初心者の方は、トレーナーや周囲から

「デッドリフトは危険だからやめた方がいい」と忠告され、

敬遠してしまうことも少なくありません。


ですが、果たしてデッドリフトは本当に腰に悪いのでしょうか?


また、正しいやり方を理解することで、安全に取り入れることはできないのでしょうか?


この記事では、デッドリフトが腰に与える影響や、正しいフォームの重要性、腰痛を防ぐ工夫について詳しく解説していきます。




デッドリフトとはどんな種目?


デッドリフトは、バーベルを床から引き上げる動作を基本とする筋力トレーニングで、主に以下の筋肉群を鍛えることができます。


  • ハムストリングス

  • 大臀筋

  • 脊柱起立筋

  • 広背筋

  • 前腕筋群


つまり、背面全体を強化するために非常に有効なコンパウンド種目です。


また、姿勢の改善や体幹の安定性向上、基礎代謝アップにもつながるため、ダイエットやパフォーマンス向上にも貢献します。




なぜ「腰に悪い」と言われるのか?


1. フォームの崩れが腰への負担に直結

デッドリフトが危険と言われる最大の理由は、フォームが崩れることで腰椎に過剰な負担がかかってしまう点です。

特に以下のようなフォームエラーがあると危険です。


  • 背中が丸まる(猫背)

  • バーベルが身体から離れている

  • 上体の引き上げを腰の反動で行う


これらのエラーがあると、腰椎椎間板への圧力が高まり、腰痛やヘルニアのリスクが増します。


2. 筋力不足によるフォーム維持困難

初心者や筋力の弱い人は、正しいフォームを維持するための体幹や臀部・ハムストリングスの筋力が不足していることが多く、それが腰への負担を高めます。




正しいフォームで行えば腰痛予防に効果的


デッドリフトは、正しいフォームで行えばむしろ腰痛の予防や改善につながります。

以下のポイントを守ることで、安全に効果的なトレーニングが可能です。


◇正しいデッドリフトの基本フォーム

  1. 足幅は肩幅程度、つま先はやや外側に向ける

  2. バーベルは足の真上(母指球あたり)に位置させる

  3. 背筋をまっすぐに保ち、胸を張る

  4. お尻を後ろに引くようにしてしゃがむ

  5. 肩甲骨を寄せてロックする

  6. バーベルを身体に沿わせるようにして持ち上げる


これらを意識すれば、腰ではなく脚とお尻を使った持ち上げ動作になり、腰への負担は最小限に抑えられます。




デッドリフトの種類と腰への負荷の違い


1. コンベンショナルデッドリフト

もっとも一般的なデッドリフトで、バーベルを両足の前にセットし、肩幅のスタンスで行います。

腰や背中への刺激が強いため、フォームの習得が不可欠です。


2. スモウデッドリフト

足幅を大きく開き、手は内側に配置するスタイル。

腰よりも脚と内転筋に負荷がかかるため、腰への負担が比較的軽減されます。


3. ルーマニアンデッドリフト(RDL)

膝をあまり曲げず、股関節の屈曲を意識して行うスタイル。

ハムストリングスと大臀筋に特化して刺激を与える一方で、フォーム次第では腰に強いストレスがかかることも。


それぞれのスタイルにメリットと注意点があるため、自分の体格や目的に応じて選ぶことが重要です。




腰痛を防ぐための補助エクササイズ


1. プランク

体幹を安定させるための基本トレーニング。

腹横筋を鍛えることで、腰椎を守る内側の筋肉を強化できます。


2. ヒップスラスト

大臀筋を集中的に鍛える種目で、骨盤の安定性を高めます。

特にフォーム維持に重要な筋群を強化することで、デッドリフトの安全性が向上します。


3. バックエクステンション

脊柱起立筋を鍛えることで、腰部の耐久性を向上。

無理のない範囲で行うことで腰痛予防につながります。




まとめ:正しい知識とフォームでデッドリフトは味方になる


「デッドリフトは腰に悪い」というイメージが先行しがちですが、実際には誤ったフォームや無理な重量設定がリスクを高めているにすぎません。


正しいフォームと適切な筋力・柔軟性があれば、デッドリフトはむしろ腰を強くし、体のパフォーマンスを向上させる優れた種目です。


  • デッドリフトが危険なのは、フォームが崩れたとき

  • 正しく行えば、腰の強化や姿勢改善に効果あり

  • フォームを支える筋肉を別途鍛えることも重要


正しい知識と準備で、デッドリフトを怖がらずに取り入れていきましょう。

腰痛持ちの方も、医師やトレーナーと相談しながら、安全な範囲で活用することをおすすめします。


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