スクワットの深さは人間性の深さ?

query_builder 2025/05/15
スクワットの深さは人間性の深さ?

はじめに


「スクワットの深さは人間性の深さ」──


これは一見すると冗談のような言葉ですが、筋トレに真剣に向き合う人の中では、実はとても意味深い“名言”として語られることがあります。


本記事では、この言葉に込められた意味を掘り下げながら、

  • スクワットの深さがもたらすトレーニング効果

  • 深くしゃがむことへの精神的・肉体的ハードル

  • スクワットを通じて見える“人間性”

について、ちょっとマジメに、ちょっとゆるく、語っていきたいと思います。


トレーニング初心者も、ベテランも、一度立ち止まって“自分のスクワットの深さ”について考えるきっかけになれば幸いです。




スクワットとは何か?改めて整理しよう


スクワットは“キング・オブ・エクササイズ”とも呼ばれるほど、 非常に基本かつ重要なトレーニングです。


主に以下の筋肉を鍛えることができます。

  • 大腿四頭筋(太もも前)

  • ハムストリングス(太もも裏)

  • 大臀筋(お尻)

  • 脊柱起立筋(背中)

  • 腹筋群(体幹)

つまり、1種目で全身をまんべんなく刺激できる優れもの。


筋肥大、脂肪燃焼、代謝向上、姿勢改善など、多くの目的に効果的です。




スクワットの深さには意味がある


「パラレル」「ハーフ」「フル」…どこまでしゃがむ?

スクワットにはさまざまなフォームがありますが、 「どこまでしゃがむか?」という“深さ”が大きなポイントです。

深さ説明
ハーフスクワット膝が90度に達しない程度(しゃがみ浅め)
パラレルスクワット太ももが床と平行になるまで(一般的)
フルスクワット太ももが床よりも下になるまで(深め)

スクワットの深さが増すほど、筋肉への刺激も大きくなります。

特にお尻やハムストリングスへの負荷は顕著に高まり、 "効く"スクワットを目指すなら“深さ”は避けて通れません。


それでも「浅く」なる理由

とはいえ、多くの人は無意識に“浅く”しゃがんでしまいます。 理由はさまざま。

  • 柔軟性の問題(足首や股関節)

  • 膝や腰への不安感

  • 疲労感の蓄積

  • 重りに意識がいきすぎる

中には「深くしゃがむと効きすぎてツラい…」という声も。

確かに、フルスクワットはエネルギーを大きく消耗します。


しかし、こうした“しんどさ”を乗り越えたところに、 スクワットの真の効果があるのです。




深くしゃがめる人=真剣な人?


ここからは少し精神論的な話になりますが、

「スクワットの深さは人間性の深さ」という言葉の本質は、

単なる筋力の問題ではなく“姿勢や向き合い方”にあります。


向き合う姿勢が見える

深くしゃがむためには、

  • 正しいフォーム

  • 呼吸のコントロール

  • 重心の意識

  • 心の落ち着き

など、多くの要素を丁寧にコントロールする必要があります。


雑にやってもそれなりに「できた感」は得られますが、

“ちゃんと効かせよう”とすればするほど、 自分の身体や気持ちに向き合わざるを得ません。


誤魔化しがきかないからこそ、性格が出る

  • 丁寧な人はゆっくりしゃがみ、ブレずに戻る

  • 楽をしたい人は浅くなりがち

  • 怪我をしないよう慎重に動く人もいれば、勢いでやろうとする人も

つまり、スクワットの“深さ”には、その人の取り組み姿勢や価値観が にじみ出てしまうのです。


「深くしゃがむ=人間が深い」ではなく、 「深くしゃがもうとする姿勢=人間性が見える」という感覚でしょう。




トレーナーから見た「深さ」とその評価


パーソナルトレーナーとしての立場から言えば、 スクワットの“深さ”は必ずしも「深ければ良い」というものではありません。


大切なのは「目的と状態に応じた深さ」

  • 柔軟性がまだ足りないなら無理に深くする必要はない

  • 膝や腰に不安があるなら、安全な可動域で行う

  • 体幹が安定しないなら軽めの重さでフォームを確認する

ただし、“逃げずに”深さに挑戦しようとする姿勢は、

その人の誠実さや成長意欲の現れとも言えます。




スクワットで得られる「成長」とは


深くしゃがむことを目指す過程では、 単に筋肉がつくだけでなく、以下のような成長が見込めます。


1. 身体の変化

  • ヒップアップ、脚の引き締め

  • 下半身全体の筋力アップ

  • 代謝向上、体脂肪の減少


2. メンタルの変化

  • 継続力がつく

  • 苦手に向き合えるようになる

  • 姿勢や日常の動作が改善


これらはすべて、“深くしゃがむ”という小さなチャレンジの積み重ねから得られるもの。


スクワットとは単なるトレーニングではなく、 “自分自身と向き合う時間”とも言えるのです。




まとめ:あなたのスクワット、浅くなっていませんか?


「スクワットの深さは人間性の深さ」── この言葉は冗談半分、真剣半分。


でも、そこにあるのは確かに“本質”です。

  • 本気で身体を変えたいのか?

  • 自分の弱さから目を逸らしていないか?

  • きつい動作を避けてないか?

スクワットのフォームひとつに、そんな問いが含まれています。

だからこそ、今日も丁寧に深くしゃがみましょう。

そして「人間としても深く」なっていきましょう。

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