
はじめに
「スクワットの深さは人間性の深さ」──
これは一見すると冗談のような言葉ですが、筋トレに真剣に向き合う人の中では、実はとても意味深い“名言”として語られることがあります。
本記事では、この言葉に込められた意味を掘り下げながら、
スクワットの深さがもたらすトレーニング効果
深くしゃがむことへの精神的・肉体的ハードル
スクワットを通じて見える“人間性”
について、ちょっとマジメに、ちょっとゆるく、語っていきたいと思います。
トレーニング初心者も、ベテランも、一度立ち止まって“自分のスクワットの深さ”について考えるきっかけになれば幸いです。
スクワットとは何か?改めて整理しよう
スクワットは“キング・オブ・エクササイズ”とも呼ばれるほど、 非常に基本かつ重要なトレーニングです。
主に以下の筋肉を鍛えることができます。
大腿四頭筋(太もも前)
ハムストリングス(太もも裏)
大臀筋(お尻)
脊柱起立筋(背中)
腹筋群(体幹)
つまり、1種目で全身をまんべんなく刺激できる優れもの。
筋肥大、脂肪燃焼、代謝向上、姿勢改善など、多くの目的に効果的です。
スクワットの深さには意味がある
「パラレル」「ハーフ」「フル」…どこまでしゃがむ?
スクワットにはさまざまなフォームがありますが、 「どこまでしゃがむか?」という“深さ”が大きなポイントです。
深さ | 説明 |
---|---|
ハーフスクワット | 膝が90度に達しない程度(しゃがみ浅め) |
パラレルスクワット | 太ももが床と平行になるまで(一般的) |
フルスクワット | 太ももが床よりも下になるまで(深め) |
スクワットの深さが増すほど、筋肉への刺激も大きくなります。
特にお尻やハムストリングスへの負荷は顕著に高まり、 "効く"スクワットを目指すなら“深さ”は避けて通れません。
それでも「浅く」なる理由
とはいえ、多くの人は無意識に“浅く”しゃがんでしまいます。 理由はさまざま。
柔軟性の問題(足首や股関節)
膝や腰への不安感
疲労感の蓄積
重りに意識がいきすぎる
中には「深くしゃがむと効きすぎてツラい…」という声も。
確かに、フルスクワットはエネルギーを大きく消耗します。
しかし、こうした“しんどさ”を乗り越えたところに、 スクワットの真の効果があるのです。
深くしゃがめる人=真剣な人?
ここからは少し精神論的な話になりますが、
「スクワットの深さは人間性の深さ」という言葉の本質は、
単なる筋力の問題ではなく“姿勢や向き合い方”にあります。
向き合う姿勢が見える
深くしゃがむためには、
正しいフォーム
呼吸のコントロール
重心の意識
心の落ち着き
など、多くの要素を丁寧にコントロールする必要があります。
雑にやってもそれなりに「できた感」は得られますが、
“ちゃんと効かせよう”とすればするほど、 自分の身体や気持ちに向き合わざるを得ません。
誤魔化しがきかないからこそ、性格が出る
丁寧な人はゆっくりしゃがみ、ブレずに戻る
楽をしたい人は浅くなりがち
怪我をしないよう慎重に動く人もいれば、勢いでやろうとする人も
つまり、スクワットの“深さ”には、その人の取り組み姿勢や価値観が にじみ出てしまうのです。
「深くしゃがむ=人間が深い」ではなく、 「深くしゃがもうとする姿勢=人間性が見える」という感覚でしょう。
トレーナーから見た「深さ」とその評価
パーソナルトレーナーとしての立場から言えば、 スクワットの“深さ”は必ずしも「深ければ良い」というものではありません。
大切なのは「目的と状態に応じた深さ」
柔軟性がまだ足りないなら無理に深くする必要はない
膝や腰に不安があるなら、安全な可動域で行う
体幹が安定しないなら軽めの重さでフォームを確認する
ただし、“逃げずに”深さに挑戦しようとする姿勢は、
その人の誠実さや成長意欲の現れとも言えます。
スクワットで得られる「成長」とは
深くしゃがむことを目指す過程では、 単に筋肉がつくだけでなく、以下のような成長が見込めます。
1. 身体の変化
ヒップアップ、脚の引き締め
下半身全体の筋力アップ
代謝向上、体脂肪の減少
2. メンタルの変化
継続力がつく
苦手に向き合えるようになる
姿勢や日常の動作が改善
これらはすべて、“深くしゃがむ”という小さなチャレンジの積み重ねから得られるもの。
スクワットとは単なるトレーニングではなく、 “自分自身と向き合う時間”とも言えるのです。
まとめ:あなたのスクワット、浅くなっていませんか?
「スクワットの深さは人間性の深さ」── この言葉は冗談半分、真剣半分。
でも、そこにあるのは確かに“本質”です。
本気で身体を変えたいのか?
自分の弱さから目を逸らしていないか?
きつい動作を避けてないか?
スクワットのフォームひとつに、そんな問いが含まれています。
だからこそ、今日も丁寧に深くしゃがみましょう。
そして「人間としても深く」なっていきましょう。
株式会社ReGlow
住所:東京都三鷹市井の頭2-11-16 ARKHOUSE井の頭101
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