重要!良い脂質と悪い脂質を詳しく解説!

query_builder 2025/05/08
重要!良い脂質と悪い脂質を詳しく解説!

はじめに


「脂質は太るから避けるべき」


そう思っていませんか?


確かに過剰な脂質摂取は肥満や生活習慣病の原因になり得ますが、脂質は私たちの身体にとってなくてはならない栄養素です。


特に“良い脂質”を上手に取り入れることは、健康維持やボディメイクにおいて非常に重要な鍵を握っています。


本記事では、

  • 脂質の種類とその働き

  • 良い脂質と悪い脂質の違い

  • 摂取の目安と上手な取り入れ方


について徹底的に解説します。

食事の質を見直したい方、ダイエットや筋トレをしている方は、ぜひ参考にしてみてください。




脂質の基本知識


脂質(ファット)は、糖質・たんぱく質と並ぶ三大栄養素のひとつです。

エネルギー源としての役割が大きく、1gあたり9kcalという高エネルギーを持っています。


脂質の主な働きは以下の通りです。


  • エネルギー供給源として重要

  • 細胞膜やホルモンの材料となる

  • 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける

  • 体温維持・内臓保護

ただし、摂取する脂質の“質”によって、体への影響は大きく異なります。




脂質の種類とそれぞれの特徴


脂質は大きく分けて以下のような種類があります。


1. 飽和脂肪酸

特徴: 常温で固体になりやすく、動物性脂肪に多く含まれます。

主な食品: 牛脂、ラード、バター、加工肉、チーズなど

メリット: エネルギー源になりやすく、酸化しにくい

デメリット: 摂りすぎるとLDL(悪玉)コレステロールを増やし、心疾患リスクが高まる


2. 不飽和脂肪酸

さらに、以下の2種類に分類されます。


a. 一価不飽和脂肪酸(オメガ9)

主な食品: オリーブオイル、アボカド、ナッツ類

メリット: HDL(善玉)コレステロールを増やし、動脈硬化を予防


b. 多価不飽和脂肪酸

  • オメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA)

  • オメガ6系脂肪酸(リノール酸、アラキドン酸)

主な食品:

  • オメガ3:青魚(サバ、イワシ)、亜麻仁油、チアシード

  • オメガ6:サラダ油、マーガリン、ごま油

ポイント:

  • オメガ3は抗炎症作用があり、現代人に不足しがち。

  • オメガ6は過剰になると炎症を促進するので、バランスが重要。


3. トランス脂肪酸(人工脂質)

特徴: 加工食品に多く含まれ、体内で代謝されにくい

主な食品: ファストフード、スナック菓子、ショートニング、マーガリン

リスク:

  • 心疾患リスクを大きく高める

  • 中性脂肪増加、動脈硬化促進

  • 欧米では規制されている国もある




良い脂質の取り入れ方


良い脂質をうまく食生活に取り入れることで、体脂肪を増やさずに健康とパフォーマンスを高めることができます。


1. 調理油を見直す

普段使う油をサラダ油からオリーブオイルやアマニ油、MCTオイルに変えるだけで、脂質の質がグッと改善されます。

  • オリーブオイル:加熱調理に適し、風味も良い

  • アマニ油・エゴマ油:非加熱でサラダや納豆に

  • MCTオイル:中鎖脂肪酸でエネルギーに変わりやすい(ダイエット中に◎)


2. ナッツ類を間食に活用

アーモンドやくるみ、マカダミアナッツは、不飽和脂肪酸やビタミンEが豊富。 食物繊維も含まれており、少量で満足感を得られます。


3. 魚を意識的に食べる

週に2〜3回は青魚を食べる習慣を。刺身や焼き魚、缶詰(さば缶・いわし缶)も便利です。




避けたい脂質と対策


1. トランス脂肪酸の摂取を避ける

  • 加工食品の成分表で「ショートニング」「ファットスプレッド」「マーガリン」が含まれているものは控える

  • ファストフードや菓子パン、ケーキは頻度を抑える


2. 揚げ物・スナック菓子の頻度に注意

揚げ物は酸化した油を多く含むことがあり、身体への悪影響が懸念されます。

「週1回まで」「外食時だけ」などルールを決めてメリハリをつけましょう。




脂質の適切な摂取量とは?


脂質は1g=9kcalと高カロリーなので、適量を守ることが大切です。


1日の摂取目安

  • 全体の摂取カロリーの20〜30%が目安

  • 例:2000kcalの場合、脂質は約55〜70g程度


ただし、糖質制限や低炭水化物ダイエット中は、脂質の摂取比率を高める必要もあります。

その場合も、質の良い脂質から摂ることがポイントです。




まとめ


脂質は「太る」「悪いもの」というイメージを持たれがちですが、

  • 不飽和脂肪酸(オメガ3・オメガ9)

  • 良質な調理油や魚、ナッツ類 を適切に摂取することで、健康・美容・パフォーマンスを支える重要な役割を果たします。

一方で、トランス脂肪酸や過剰な飽和脂肪酸には注意が必要です。


「脂質=悪」ではなく、「脂質=選ぶべき栄養素」と捉え直すことで、食事の質がぐっと上がります。


今後の食生活に、ぜひ“良い脂質”を意識的に取り入れていきましょう。


----------------------------------------------------------------------

株式会社ReGlow

住所:東京都三鷹市井の頭2-11-16 ARKHOUSE井の頭101

----------------------------------------------------------------------